私は毎年、年が明けてから少しづつ確定申告の準備を始めています。
確定申告には白色と青色の2種類があり、個人事業主の私は青色で確定申告をしています。
周りの個人事業主(フリーランス)のトレーナーには白色のままの人も多く、この時期は青色申告について質問される事が多くなります。
今年から税制も少し変わる様なので、青色確定申告のメリットについてシェアしたいと思います。
なぜ青色申告にしたのか
青色は帳簿を作成しなければいけないから難しいとうイメージが強い様です。
私も個人事業主になると決めた時に色々と手続きや確定申告について調べた時には同じイメージを持っていました。
しかし帳簿を作成しなければいけないのは、基本的に白色も青色も一緒です!
煩わしい作業はありますが、様々なメリットがあるので私は青色で確定申告をしています。
難しいと思っていた会計処理も、会計ソフトを利用すれば簡単に終わらせることが出来ました。
この様々なメリットを簡単に紹介します。
青色申告のメリット
① 65万円 or 10万円の特別控除
青色申告の最大のメリットがこの65万円の特別控除です。
特別控除とは収入から差し引かれる金額で、簡易簿記にした場合でも10万円の特別控除があります。
所得税は経費や控除などを差し引いた所得で計算するので、支払う所得税が少なくなる訳です。
もし源泉徴収されている場合は還付金が増えることになります。
ボーナスの無い私にとっては、ちょっとしたボーナス気分です(笑)
しかし今年からこの65万円が55万円に引き下げられました。
そのかわり確定申告を行う全員が控除される基礎控除が10万円引き上げられたので、差し引き0となっているようです。
※e-Taxを利用すると65万円のままみたいです!
②赤字を3年間繰り越せる
私は店舗を経営していないので赤字は基本的に出ていませんが、ジムや治療院経営を始める方にとっては心強いですね。
2年間の赤字から3年目で大きく黒字に変わっても、赤字分を繰り越せるのでいきなり多額の所得税を請求される事はありません。
③家族への給与が経費にできる
生計を同一にする配偶者の場合は専従者給与という形で控除できます。
詳しくは国税庁のHPで確認してみて下さい。
ただし青色で専従者給与を控除する場合には税務署への届出が必要です。
確定申告をスムーズに行う工夫
経費管理や書類の作成が煩わしい確定申告ですが、
私が確定申告をスムーズに行うためにしている工夫を紹介します。
口座を分ける
プライベートと仕事の銀行口座を分けたほうが、支出の仕分けなどが非常に簡単です。
仕事用の口座に報酬等は全て入る様にして、経費になる様な固定費の引き落としもこちらに設定しています。
お金を移し替えるという手間はかかりますが、プライベートな支出を仕分けする手間が無くなります。
オススメはネット銀行かアプリ等で入出金や残高が確認できるネットバンキングです。
会計ソフトと同期させることで、入出金のデータを自動で取り込んでくれます。
経費用クレジットを作る
口座と一緒で経費として購入するものに使う専用のクレジットカードを1枚作っておくと、非常に便利です。
(ポイントを貯めたい方にとっては効率が悪くなってしまいますが、、、)
次に紹介しますが、カード会社は会計ソフトと連携できる会社のものにしておく事をオススメします。
クラウド型会計ソフトを使う
会計ソフトにはインストール型とクラウド型の2種類がありますが、
私はクラウド型のマネーフォワードというサービスを選びました。
- クラウド管理だから携帯でも打ち込める
- 口座やクレジットと連携できて自動でデータ取り込み(打ち込む必要なし!)
- もしPCが壊れたり、盗難にあってもデータが無くならない
- 税制変更にも勝手に対応してくれる
他にもfreeeというサービスもあるので、どちらでも良いと思います。
まとめ
経費の処理や確定申告の書類作成などは非常に面倒です。
しかし今は会計ソフトを使うことでスムーズに作業を行うことができます。
そしてe-Taxを利用するとネットだけで完結するので非常に便利です。
面倒くさがりな私は1月の休日にまとめて行っていますが、簡単に終わらせることができています。
私も今年からe-Taxにする予定です。
もし来年から青色で確定申告してみたいという方は
今年の3月15日までに「青色申告の承認申請書」を税務署へ提出する必要があります。
検討中の方はお急ぎください。